LOGIN「今日の魔物討伐はスライムと魔物蜂だ」
スライムはぷよぷよした体の魔物で、魔物蜂は、15㎝くらいのでかい蜂である。
「魔物蜂は、毒があるから注意な。」
今回、ヴィゴーレは後ろから見ているだけで、実際に倒すのは、私である。少し怖いが、強くなるためだ、と言ってナイフを渡された。
「えい、やー」
スライムにナイフを切りつけて倒そうとするが死なない。
「スライムの中に核があるだろ。そいつを狙え。」
核を狙ってナイフを一突き、見事に命中し、
倒すことができた。
「お見事。魔晶石が落ちるだろ?それが依頼達成のために必要なものだ。」
拾ってポーチに入れる。
「この調子でどんどん倒していこう。次は魔物蜂だ」
同じように核を狙って突くが、中々当たらない。
「よく見極めるんだ。急所を」
じっくり観察する。相手の行動、突かれたくない場所を。
「ふん!」
一撃で仕留めた。
「おお、お見事今のは短剣スキルのひとつ急所突きだな」
この世界には、魔法適性ともう一つ武器スキルというものがあるらしい。その武器を極めたものは、ドラゴンすらも一人で倒せるという。
「お前、弓を使いたいんだってな。持ってるのか?」
「はい、母さんからもらった弓があります。」
ポーチから一丁の弓をだした。
「うん?お前それって、、、」
「はい!母さんはこの弓の名前は、「神弓テルヌミス」と言っていました」
(あいつ、とんでもねぇもん渡しやがって)
「じゃあ、これからはその弓で練習するとしよう。」
さらに、一週間後。
テネレッツァは、かなり弓が扱えるようになっていた。
「だいぶ弓も使えるようになったな。やっぱり才能があるのかな?」
そう素直に褒めてくれるヴィゴーレにテネレッツァは、少し恥ずかしそうに、
「いえいえ、ヴィゴーレ様の教え方がうまいからですよ。」
二人で笑いながら、そんな話をしていた。
私は、こんな日々がずっと続きますように、
と心の中で願っていた。
そして1年後
テネレッツァは、Dランクまで上がっていた
そして、今日も今日とてヴィゴーレ様とモストロ・ボスコの奥で、魔物狩りをしていた。
「テネレッツァもすっかり一人前の冒険者だな。」
「いえいえ、これもすべてヴィゴーレ様のおかげですよ。」
ヴィゴーレは、テネレッツァは相変わらず自分のことを下げて物を言うなあ、と思っていた。
(この子に、そろそろ預けておいても問題ないだろう。あの武器も、、、、)
ヴィゴーレは、テネレッツァに真剣な表情でこう伝えた。
「テネレッツァ、今日の依頼が終わったら、話したいことがある。後、渡したいものもな。」
そう言うヴィゴーレにテネレッツァは笑顔で、
「じゃあ今日は早く依頼を終わらせないとですね!」
「なんか、盛大にフラグが、たった気がするが、まあ大丈夫だろ。」
ヴィゴーレが苦笑いしながら言う。
魔物狩りが終わって夕方ぐらいになったころ、急に地響きがした。
それも通常ではありえないほど大きい。
(まさか、、)
ヴィゴーレが
「テネレッツァ、帰るぞ。多分オーバーフローだ。」
と鬼気迫る表情で言った。
テネレッツァは、オーバーフローが何なのかわからなかったので、ヴィゴーレ様に聞いてみた
「ヴィゴーレ様、オーバーフローって何ですか?」
「ダンジョンやモストロ・ボスコなんかから魔物があふれ出す現象だ。小さい町なら余裕で壊滅する。」
その言葉に息をのんだ。
「じゃあ、もしかしなくてもここにいたらまずい?」
「まずいですめばいいけどな。」
急いで王都に戻る。王都といえど、オーバーフローが起きれば、ただでは済まない。急いでギルドに行き、オーバーフローが起きた可能性がある、と報告した。
「それは本当か?ヴィゴーレ。」
「ああ、サーチ(探査魔法)で見たらありえない量の魔物が来ていた。」
「すぐに戦闘態勢を。カレラ、王都の騎士団に報告しろ。【オーバーフローが起きた】とな。」
すぐに、行動が開始された。王都の門は閉ざされ、住民に避難命令が出された。この迅速な行動に、私はとても感心した。
(常日頃から訓練しているんだろうなぁ)
「ヴィゴーレ様、私たちはどうしましょう。」
「もちろん戦うさ。お前も来るか?ただし、覚悟はしておけよ?」
「もともと覚悟はできています。」
王都の城壁の上に立つ。すでに大量の魔物が押し寄せてきていた。
「不自然だ。」
ヴィゴーレが不意にそんな言葉を口にした。
「なにが不自然なのですか?」
そう聞き返すと、
「魔物の統率が取れすぎている。いつもならこんな統率の取れた行動はしないはずだ。」
「もしかして、魔物の王【モストロ・キング】がいるのか?」
衛兵が鬼気迫る顔で言う。
「だとしたらまずいぞ。あれはそう簡単に倒せる魔物じゃない。」
騎士団や冒険者の間でそんな言葉が飛び交う。
どうしよう、と不安になっていると
「大丈夫だ。心配するな。私がいる。」
そして魔物の進軍が開始した。
「まずは、弓部隊後方から射て、数を減らせ。」
そう言おうとした瞬間、
「インフェルノ!」
目の前が一瞬にして燃やされた。
「やれやれ、四神様のお出ましか。」
空中に一人の女性が立っている。
身長が低く、身長よりも高い杖を手にしている。
「あれは?」
「この国最強の四人と言われている【四神】の一人、炎神ベロニカ様だ」
「では、あの魔法は?」
「ベロニカ様の炎魔法の最上位超級魔法の上の神級魔法【インフェルノ】だ」
聞いた話によれば、齢15歳で、四神となったという。
「俺たちも、負けられんぞ。冒険者と騎士団で編成を組み、出撃だー!」
「「「「おーーーー!」」」」
私も負けていられない。
「支援魔法陣展開」
眩い光とともに、味方全体に魔法陣が展開される。
「マジックブースト、スペルブースト、スピードブースト。三重展開」
「は?」
不意に、後ろからそんな声が聞こえた。声のする方を向いてみるとさっきまで空中にいたはずのベロニカ様がいた。
(い、いつの間に。)
「あんた今、三重展開って言った?」
(あ、まずいあれだけヴィゴーレ様に力を露見しないようにとわれていたのに。)
「おい、正直に答えなさい。」
「はい、確かに三重展開とは言いましたが、、、」
「あんたどこでその魔法を覚えた?」
「ベロニカ様、今はそれどころではありません。また、後ほどお願いします。」
不服そうにしながらも、納得してくれたらしく、
「仕方がない。後で聞くとしよう。」
とだけ言い残してまた飛んで行ってしまった。
(いけない、いけない。自分の仕事をしなくては。ヴィゴーレ様に怒られちゃう。)
一方、ヴィゴーレ達はと言うと、
「ハハハ、さあお前たち暴れるぞー!。」
めちゃくちゃ楽しんでいた。
(こわっ)
と思っている間に、魔物はどんどん殲滅されていった。
「おいおい、体がすごく軽いぞ。」
「魔法がいつもの威力じゃねぇ。」
「うおおおー、パワーがみなぎってくるぜー。」
テネレッツァの支援魔法は効果抜群だったらしく、冒険者が一人でもB級の魔物を倒せるほどだった。
魔物の軍勢が、落ち着いてきたころ。
ドガーーーーーン!
大きな爆発音とともに、王都の一部が吹っ飛んだ。
「何事だ!」
「伝令!王都の中にいきなり魔物が出現。住民はすでに避難完了していたため、負傷者等はいませんが、王都の居住区の一部が破壊されました。」
報告を聞いたヴィゴーレは
(なぜ、魔物が王都の中に、、、いや今はそれどころではない。この前と後ろからの魔物の軍勢をどうするのかを考えなくては。)
ヴィゴーレは脳内で思考を巡らせ次の一手を考える。
「冒険者と騎士団をそれぞれ半分ずつに分けろ。一方は王都にもう一方はこの場に残り、魔物の殲滅だ。いいな?」
「「「「「「了解!」」」」」」
(私はどうするかな)
と思っている私にヴィゴーレが
「テネレッツァ、お前、弓を使えるようになったろ。今こそ、その力を見せてやりな。」
私はその期待に応えるべく笑顔で
「はい!」と返事をした。
王都の外にいる魔物に向かって弓を構える。
集中し、弓を引く。
「セイプリッツ・アロー!」
無数の矢が、魔物に向かって飛んでいく。
「いやあ、神弓の力はすごいねぇ。」
「なんであの子供が、あんな武器、持ってんの?」
「親から、貰ったとよ。」
「あいつの親は何者?」
「ただの人間だよ。」
ベロニカとヴィゴーレがそんな会話をしている間に魔物は殲滅されていた。
「さて、次は王都内の魔物だが、、、嫌な予感がする。」
ベロニカも同調するように言う。
「奇遇だねぇ。私もだよ。」
王都内にて
「いったん、引いて陣形を立て直せ!」
「なぜだ、なぜここにモストロ・キングがここにいる。お前は、12年前にエリカ様によって封印されたはず。」
不気味な声が、周囲に響き渡る。
「くくく、簡単な話だ。我々は馬鹿な冒険者のおかげで、封印が解けたのだよ。」
「そんな、馬鹿な」
「我が名はモストロ・キング、バダゴーラ!さあ、蹂躙するとしよう。12年前は不覚にもあの女に封印されたが、今度はそうはいかんぞ!」
バダゴーラが手を振り上げると大量の魔物が現れた。中には上位種やアンデットまでいる。
「おいおい。急いで王国直属近衛騎士団に連絡し、聖騎士を呼べ。あと、四神様にも来てもらうようにお願いしろ。」
ヴィゴーレ達よ、早く来てくれ。
全員で固まりながら魔物を倒していると、ヴィゴーレ達が到着した
「おーい、大丈夫か?」
ヴィゴーレ達が到着すると、目の前には、倒れている冒険者と騎士団がいた。
「おい、何があった。」
「モストロ・キングが復活していた。そいつが召喚した魔物たちが暴れまわっている。」
バダゴーラがこちらに気づいたらしく、不敵な笑みを浮かべながらこちらを見ている。
「おや、まだ生き残りがいたか。まあよい。すぐに楽にしてやる。デスサイズ!」
ヴィゴーレ達に向かって、鎌が飛んでいく。
「ふぐ、なんて奴だ。」
バダゴーラの鎌によってまた一人倒れた。
「ぶっ殺してやる!インフェルノトリガー!」
しかし、全くの無傷であった。
「はは、これも効かないとは。」
(万事休す、かな)
そんなときであった。
「雷よ。」
「風よ。」
「大地よ。」
その言葉と共に、モストロ・キングの周りにいた魔物が一瞬にして消滅した。
「な、何事だ!」
バダゴーラが慌てた様子で言う
「やれやれ、遅いんだよ。」
そして魔物がいたはずの場所には、四人の女性が立っていた。
私達は、獣人族の人たちに見送られながら、獣人族の大地を出発した。「テネレッツァ様、まずどこに行きますか?」「うーん。着く場所にもよるけど、ルミエール教国かな」船はベラリアに行った時と同じで、すごい速度で進んでいく。海上で四日ほど過ごしていると、段々と陸地が見えてきた。「不思議なこともあるもんだね。あそこ、私たちが出発したとこじゃない?」「確かに、そうかもしれませんね」ゆっくりと速度を落とし、岸に船をつけた。「で、ここからどっちに行けばいいんだろ」テネレッツァは、きょろきょろ周りを見渡していた。すると、「ガアア!!」近くの木々から、オーガと思われる魔物と、それを守るようにゴブリンが現れた。「あちゃー。ばれちったか。仕方ない、エル!やるよ!」「承知いたしました」なぜ、ゴブリンがオーガっぽい魔物を守っているのかテネレッツァ達は見当がついていなかったが、とりあえず倒すことにした。「ウィンド 5連」エルの魔法でゴブリンが吹き飛び「プーラ・エルドゥーラ 貫通弾」テネレッツァによってオーガっぽい魔物の腹に風穴が開き、そのまま倒れた。「いやあ、手厚い歓迎だねー」「ある意味そうですけど」試しに周囲を探査してみると、見覚えのある反応があった・「テネレッツァ様、何かありましたか?」てくてく歩いていくと、古ぼけた焚火後があった。「間違いなくここは、私達の出発したばしょですね」エルもこれを見て確信したようだった。再度周囲を見渡すと、あたりが出発した時よりも、荒れ果てているように見えた。「なんか、廃れていない?」「あら、奇遇ですね。私も思いました」エルは風魔法を使い、周囲の草を切り飛ばした。「では、ルミエール教国へ行きましょう」テネレッツァは、半分あきれ顔で
「どうしたのですか?そんなに慌てて」「どうしたもこうしたもないよ!本大陸が、トーラント共和国がバングラス帝国に落とされた!そして、深淵が復活してしまった!」「え?」テネレッツァは、もう何が何だか分からなくなってきていた。(さっきから、情報量が多すぎるよ!)そういえば、今日は朝から、本大陸の方の天気がとても不安定そうだった。まさか、これの前ぶれだったの?「テネレッツァ様、どうかされましたか?」その様子を見かねたのか、エルが心配そうな表情でテネレッツァに聞いてきた。そこで、テネレッツァはティグニスとオーロラ、エルに今日あったことをすべて話すことにした。「そうでしたか。それで、あの時、無意識にあの姿になっていたのですね」エルも納得していたようだった。ただ、あの時、というのをテネレッツァは分かっていなかった。「それよりも気がかりなのはトーラント共和国が落とされたのと、深淵がついに復活したことですね」「一体、どうやってそんなにも早く深淵を復活させたのでしょう」ティグニスは疑問の表情を浮かべていた「本当にそうですね。あれは精霊石がないとこんなにも早く復活させることはできないはずですが」「「あっ」」「どうかいたしました?」テネレッツァとエルはその一言に心当たりがあった。というか、それしか考えられなかった。「あの時、精霊石を投げた相手が魔族だったのですね」「どういたしましょう。今から、本大陸に戻られますか?」「いいえ、明日行われる祈りの儀だけは務めさせていただきます」テネレッツァは意外に思っていた。エルが、自分の意見をここまで主張することはそうそうあることではないから「エルって変わったよね。ほんとに」「私は変わったつもりはないのですが」ご飯を食べ終わった後、エルはそのまま明日の準備をするために、ティグニスと出かけ
「いま、なんと?」「ですから、真実の秘宝を私にください」ティグニスはテネレッツァのいきなりの一言に驚いている。「では、一つだけ、質問してもよろしいでしょうか」「なんでしょう」「なんのために、あれを使うのですか?」ティグニスははっきりと、テネレッツァに言ってきた。その一言を言われたテネレッツァは少し戸惑っている。そして、「私は、私が何なのか。誰の子なのか。それが知りたいだけです」その真剣な眼差しを見た、ティグニスはついに折れた。「分かりました。では、案内いたしましょう」王城の地下。王族でも王しか入ることを許されない場所にテネレッツァは今、踏み入っている。「これが、その「真実の秘宝」です」見せられたのは、手のひらサイズの小さな宝玉だった。テネレッツァが、触れようとした瞬間眩い光が放たれ、テネレッツァは吹き飛ばされた。光が収まったと思ったら、宝玉から一匹の獣が出てきていた。「我は、神獣 麒麟。汝は何がために我の力を欲する」「私は、私について知りたい」「そのために、我の力を欲するというのか」麒麟は、やや呆れているようである。「麒麟様、私からもお願いでございます。どうか、この者の願いを聞き入れてくれないでしょうか」「王の頼みならば、仕方があるまい。だが!この場に残っていいのはテネレッツァ、そなたのみだ。他の者は外で待たれよ」麒麟の命に従い、他の者は出ていき、この場には麒麟と、テネレッツァだけが残っていた。「では、話をしようかの。テネレッツァいやアイリアよ」「一人で大丈夫でしょうか」「麒麟様だから、変なことはしないでしょうが」「やっぱり不安ですね」「二人とも、そんなに心配しなくてもいいでしょう?」二人が振り向くと、そこ
ディアと呼ばれた男は鞭を出してきて、襲い掛かってくる「わ、ちょ、あぶな!」間一髪でかわし、次の一手を考える。(鞭かあ。戦ったことないんだよねぇ)「とりあえず 残花残霊槍 乱桜!」乱れ突きのように相手を攻撃していくが、謎の障壁に阻まれた。「そんな攻撃、我には通用せぬぞ!暗黒魔法 ダークレイ!」どす黒いビームが私に向かって飛んでくる。「プーラ・エルドゥーラ 氷砲 アイス・カヴェア(氷檻)」また、ぎりぎりのところで防ぐことが出来たが、これでは勝てそうにない。「なら!残花残霊槍 一限解放 千鬼乱桜」鬼の如く相手に切りかかっていく。
今、私たちは競技場から少し離れた、精霊専用の店に来ている。試合の時も、休憩の時も、支援魔法を使ってこのちっちゃい耳を強化して、母に関する情報が無いか探していた。その時、少し気になることを聞いた「明日が祈りの儀だよね?それが終わったら少し気になる場所があるから、そこに行きたい」「それなら、明日の儀は完璧にして、王に無理を聞いてもらうしかないですね」何を頼むつもりなのだろう、と思いながら、メイドさんに用意してもらったお昼を口に運ぶ。どれも子供用に作ってあるのか、味も濃すぎず素材の味もしておいしかった。「さてさて、午後の部はっと」貰った紙を眺めようとした瞬間、競技場の方から爆発音が聞こえた。遅れて、爆風がやってくる。「な、なに?」「何か、よからぬ者がやってきたようですね」私の問に険しい顔でエルは答えた。嫌な予感がしたので、急いで競技場へと向かう。「テネレッツァ様、もし接敵してもそのローブと仮面は絶対に外さな
大精霊祭 二日目今日は、各種族の代表が集まって親善試合を行う日。種族の代表なので、負けると一族に泥を塗ることになる。なのでみんな必死に力の強い者を連れてくる。朝、私とエルはご飯を王城で頂いた後、その親善試合を見るために、闘技場を訪れていた。「この場所に来ると、部活対抗魔法武術祭を思い出すね」「あれは、テネレッツァ様にとっては苦い思い出でしょう」「ははっ、確かに」雑談をしながら、待っていると、大きなドラが鳴らされた。「今年も、この日がやってまいりました。種族代表の親善試合です!」観客席から歓声が巻き起こる。「さあ、早速始めましょう!最初は、犬族代表インペルト対猫族代表サイドです!」左から、がっちりとした体つきの大男が入ってきた。手には刃が潰されている大剣を持っていた。対する、猫族は犬族より一回り小さく、武器も鞭である。見た感じでは犬族が勝ちそうだけど、どうなるかは始まってみないと分からない。そんなことを私は考えていたのだけど、エルはもうすでに試







